いい水を意識してたくさん飲むことが健康への秘訣



アクティブドリンキングで不健康な体をリセッ

普段の活動において水分の体内バランスシートはイラストのようになっていて、1.2Lの水分をとらないと水循環に狂いが生じてしまいます。
1.2Lといえば結構な量で、喉が渇いたから飲むとかいうレベルとは違い、意識的に水分補給をしなければならない量ではないでしょうか。
一昔前、激しい運動をしている最中や終わった後などに「せっかく頑張ったんだから水を飲むな」というスポ根の指導者がいましたが、今ではそれが全く誤った指導であったと誰もが認めています。
スポーツ時はもとより、普段からノドが渇く前に水を飲む。減った分はすぐに補給するべきで、体内の水循環システムを整えるためには積極的な水分補給が求められます。
ただしまとめてガブ飲みするのは感心しません。一気に多くの量を飲むと体温を奪って血管を収縮させ、吸収能力を低下させます。またガブ飲みすると、その刺激で発汗量が急増し、肝臓にも負担となるでしょう。一回にコップ一杯(約150ml)を目安に何回にも分けて補給するのがポイントです。



1 朝起きたとき
朝起きたときの私たちの体は、寝ている間に大量の汗をかき、水分不足に陥ってい る状態です。血液濃度も高くなっているため、朝一番の水分補給はとても大切だといわれています。
2 食事中
食事中や食事のあとにも、コップ1杯の水は効果的です。口をさっぱりとさせて料理の味を引き立て、また食事と一緒に体内にとり入れることで、水に含まれるミネラル分も効率的に吸収されるといわれています。
3 スポーツ(運動)をする時
一昔前は、運動中に水分をとると疲労が増すと言われていました。しかし運動中には大量の汗をかき、水分はもちろんミネラルも体から失われてしまいます。体重の2%の水分を失うと軽い脱水症状に陥り、適切に水分補給をしないと、熱中症や熱けいれんを引き起こしかねません。十分な水分補給が大切です。
4 入浴時
入浴による発汗で、私たちの体は思った以上に水分を失っています。また入浴による利尿作用もあるので、入浴前後には水分補給をすることが大切です。
5 就寝時
朝起きたときと同じように、就寝前の水分補給も大切です。